【唐寺】
●JR長崎駅からのアクセス(寺町界隈へのアクセスです。)
◇市電
長崎駅前から正覚寺下行きに乗車し、終点正覚寺下まで10分。
◇バス
・バス停長崎駅前南口から長崎バス田上、茂木行きで崇福寺入口まで10分。
・バス停長崎駅前から長崎市コミュニティバスらんらん(循環バス)に乗車し、崇福寺前まで13分。
◇車
長崎駅前から崇福寺通りまで8分。
●聖寿山 崇福寺(黄檗宗)
◇拝観料
大人300円
中高生200円 小学生100円
◇電話
095-823-2645
◇住所
鍛冶屋町7-5
・創建
寛永六年渡来した唐僧超然が寛永九年(1632)、官許を得て創建した。
檀家に福州出身の人が多いことから「福州寺」ともいう。
正保三年(1646)に上棟の「大雄宝殿」と元禄後期に改築の「第一峰門」は国宝に指定。
・崇福寺三門
以前の山門が台風で倒壊したため、嘉永二年(1849)、日本人工匠によって再建された。龍宮門ともよばれるが、中央と左右に門扉があることから三門ともよばれる。国指定重要文化財。
・崇福寺三塔
崇福寺の後山にあり、中央が隠元の髪寿塔、向かって右が即非の舎利塔、左が千呆の寿塔。長崎市指定史跡。
・崇福寺二ノ門(第一峰門)
元禄8年(1695)、中国寧波で切り組んだものを唐船数隻で運び、再建した。四手先三葉拱とよばれる組物は、国内ではほかに例がない。国指定重要文化財。
建物全体を隅から隅までじっくり見ていると、瓦の鬼の表情の違いや、門や扁額(第一峰門と書かれた額)のまわりに雲のようなカワイイ模様があるのに気付く。
第一峰門の裏扉には愛嬌たっぷりのコウモリ模様も。中国では縁起がいいらしい。
長崎の花街芸者・愛八(吉永小百合)と長崎学の第一人者・古賀十二郎(渡哲也)が長崎に古くから伝わる歌を探す旅に出かける悲恋物語の映画『長崎ぶらぶら節』のポスターはこの大雄宝殿前で撮影された。
正面の売店には、売店のおばさんが主演の吉永小百合と一緒に撮ってもらったプライベートショットが飾られている。
●東明山 興福寺(黄檗宗)
◇拝観料
大人200円
中高生150円 小学生100円
◇電話
095-822-1076
◇住所
寺町4-32
・創建
元和六年(1620)明国江西省の僧・真円が開山。
寺町に媽姐堂を建立。これが興福寺の起源となる。
寛永九年(1632)唐僧黙子如定渡来。興福寺二代目住持となり、大雄宝殿を創建。
如定は寛永十八年(1641)に寺を整備し、眼鏡橋を架けた。
・興福寺大雄宝殿
元禄二年(1689)に建てられたが、暴風で大破したため、明治十六年(1883)、中国人工匠によって、純粋の中国式の寺院として再建された。国指定重要文化財。
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